5/31/2015

AMラジオを変換すると、午前ラジオになる

「AMラジオのAMって、午前って意味ですよね?」


ふぁ????



邪魔臭いので、「そうですよ」って答えかけましたが、流石に罪悪感がありましたので、Acrobatic Manの略ですよって答えたら



「おおおおおおおおおおおおおおお」


よーし、新しい時代の立役者になったぞ~



「つまり専門的な技術って意味なんですね」










ふぁぃ???







たっくん(技術系配信者)「はいTaruruちゃん、自分で説明責任!」



いや・・・、なんかもう・・・、今更「Amplitude Modulation(振幅変調)の略です」とは正せない空気で、早く時限終了のチャイムが鳴らないかな、ってところだったのです。しかも、そのままFMとは、って話しになってしまいまして、困りました。

というか



疲れました!!
(自業自得)




しかし、そもそもAM Radioを変換して、どうして午前ラジオになるのかが疑問だったりします。仮にA.M、と、ピリオドとかを介入させた場合なら分かるのですが、ひどい場合は

I AM a AM Radio

という若干スラングっぽい言い回しを訳すと






私は午前午前ラジオです





朝は何かと忙しいので2つ並べてみました(๑≧♉ฺ ≦)テヘッ









うっさいわ!( ̄▽ ̄)





5/30/2015

君って、器用貧乏だね

いつもの憩いの場所で集っての雑談の際に言われた言葉

「Taruruちゃんって器用貧乏で、見てて切なくなってしまう」

概ね全員が一致して「同感だなぁ」と返されました。ここで、器用貧乏と言うものの定義について知識を得てみようと思ったのですが、今ひとつ様々な定義があるようです。しかし、この憩いの場所の集いで挙げられた、私に対するプロファイルが、ほぼ該当していた事に驚きました。逆に考えると、私ってそこまで周りにそういったオーラを振りまいているのかな~、と言う、自身では掴めない部分が撒き散らされているようでいて、少々気持ちが宜しく無いわけです。

「Taruruちゃんって、人の為に何かをする事って多いと思うんだけど、報われないよね」

言われてピンと来ました。

「Taruruは結局、人の為に使われる道具になってる事って無いのかな。自分の価値を無駄遣いしないほうが良いよ」

これもピンと来ました。

特に後者は、PCトラブルに関してヘルプを願い出られる事があるのですが、勿論、解決出来なかったトラブルは無い、という実績なのかもですが、この場合、高品質な修復道具にしかなっていない、って部分。実際、PCトラブルの時にしか私に声を掛けて来ない人って、数としては10名以上は居ます。その人達の事を改めて考えたら、100%、PCトラブルの時にしか話しかけてきません。解決できるのは出来るのですが、その実績が報われる事と言うのはほぼありません。

道具です!

そう考えると空しくなってきますが、向こうは私を道具に使っていると言う意識は無いでしょう。結果的にそういう形態、関係になってしまっているのが正しいのでしょうが、そういう人とは関係を切ってしまって、その時間を自分の為に使うべき、ってアドバイスを頂きました。

考えたらそうですよね。

PCトラブルが発生

私に「何とかして」

はーい

これが今までの私でしたが、

PCトラブルが発生

私に「何とかして」

なぜ?

これが現在の私。そう、実際に「なぜ私が助け舟を出さなければならないの?」って聞き返したのですが、まともな回答は返って来ませんでした。これも、憩いの場所で「なんで私が?って聞き返して見ると分かるよ。まともな回答なんて返ってこないと思うから」の通りでした。それは

道具は、使う人に対して疑問を持つ事は有り得ない存在だから!

ここで思った事は、人って、何かしらの行為に対して対価を求めているのかもしれない、って事。例えば、日頃から親身にして頂いている関係ならば、それに報いる事で、Give and Takeが成立します。むしろ、自分の持っているスキルを役立たせられるチャンスでもあるのですよね。しかし、そんな関係がそもそも存在しないならば、自分のスキルを発揮する意味ってあるのかしら、ってところ。

気が付いたら、良い様に使われている道具と化して無いですか?

編み物やホームメードドールなどもそうですが、何かしら手作りして、それをプレゼントする場合もそうです。

実は、過去に何度か、と言っても二度程度ですが、何かしらお作りしてプレゼントさせて頂いたのですが、中には、機能追加してほしいから送り返す、と言って送り返してきた場合もありました。要望に応える為に、可能な限り要望を実現させて送り返したのですが、「思ってたのと違う。こんな風にして欲しいんだけど。はい、やり直し~」っていって、またもや送り返されて来ました。そうこうやっている内に、私の出費は1000$近くなったのです。そこで、これ以上応え続けていたら破産しそうでしたので、

「追加の機能の実装には実費を頂きます」

って言ったら

「じゃあ、もういいよ。プレゼントって無料でしょ?」

ここで関係が断絶しました。

因みに、この系統の人の特徴としては、初っ端で分かるようになりました。それは、プレゼントを贈ったら、「到着しました」って報告のみをするのです。因みに、到着したどうかはこちらで分かります。

因みに、KAMABOKO RS-1を贈ったRenzさんという方が、ブツを受け取って私に返した第一声が

「早速、エルビスを流してみてるんだが、こうなったらアンティークなラジオが欲しくなったさ(中略)、アンテナの張り方でも相当飛びが違うんだね(中略)Benny Goodmanなんかは最高に良い音。ヤッベー、最高だ。ありがとう!!」

まあ、過剰な興奮状態ではありましたが、ここから、電波管理法違反で摘発されるまで、突き進まれたわけです。嬉しさを返してくれるって、お金で支払うよりも難しい事だと言われてます。



プレゼントと言うのは無料ではあるが、決して無料ではない



彼氏、彼女との付き合いでも同様ですね。クリスマスプレゼント、バースディプレゼント、どれもそうですが、

「受け取ったよ」

のみを返したりしてませんか?

5/28/2015

じっちゃんから言われた「ありがとう」とは違う何か

2年前に100歳の誕生日を迎えた私のじっちやんですが、前のブログでも書きましたが、プレゼントとして、トランスミッターを手作りして渡したのです。

「ありがとう」

という言葉は大切である、と前回のブログで挙げましたが、実は、2年前にじっちゃんから貰った言葉は、私にとって究極の「ありがとう」になりました。

それは

「すまない○○(私の名前)。・・・・(約2分の沈黙)・・・・この世で最高の感謝を示す言葉を俺は知らないんだ。だが、「thank you」は使いたく無い。だから「IMAMADEDE ICHIBAN SAIKOU NO OKURIMONO WO ARIGATOU(今までで一番最高の贈り物をありがとう)」」

じっちゃんは一応日本人なのですが、例の戦争の一件もあり、私はじっちゃんの口から日本語を聞いた事が無かったのです。そして、この時が、恐らくは後にも先にも唯一の日本語になるでしょう。

それぞれに感謝を示す言葉があると思います。感謝って、誰にでも出来る事なのですが、逆に、誰もが出来る事ではない。当たり前に出来て当然だから、当たり前にやらない。どの捉え方をしても、

何かを授かったり、施しを受けたら、感謝を示す

これは、理想ではなく、義務だと思います。もしもあなたが、人間という生き物であるならばね。

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」

皆さんはこの言葉を知ってますか?

英語では、Thank you 又は、Thanks、或いは、How kind of you to gave me.

「それくらい知ってるよ」

誰しもがこう答えるでしょう。しかし、どういった場合にこれらの言葉を使えば良いのかが分からない人が多いものです。因みにですが、この「ありがとうございました」の反対の言葉はご存知でしょうかね。それは

「当たり前」「当然だ」

です。

この「ありがとう」を言えない人、又は言わない人、皆さんの周りに一人か二人居ると思います。流石に普段、この言葉を使わない人でも、ビジネスのシーンでは使っているとは思います。じゃなかったら、ほぼ生きてゆけません。

因みに私は、この「ありがとう」という言葉は、小学1年生の時に教わりましたが、自慢では無いですが、それよりももっと前から自然に使えてました。と言うより、使いこなしてました。

余談ですが、こういう話があります(実話)。一流でも何でも無い普通の企業の面接で、色々と尋ねられた後、面接室を出てエントランスから帰るのですが、そこで、ストラップなどの記念品を手渡されるのです。その時に「合否は後日、メールにてお知らせします」と。心理作戦はこの時、始まっているのです。実は、記念品を手渡してくる人も面接官なのです。そして、

「合否は後日、メールにてお知らせします」

といった、あからさまに受け取った側が「ありがとう」を言わせない言葉でもって問いかけてくるのです。この場合、

「了解しました」とか「宜しくお願いします」とかを返すのが会話としては自然なのです。しかし、ポイントは記念品なのです。正直、ストラップなんて、今では殆ど使いどころなんて無いような物。例としてストラップを挙げましたが、この他にも、その会社のキーホルダーや消しゴム。消しゴムも最近では、文字を物理媒体に書く事が少なくなっている関係から、別に貰ってもありがたく無いものです。まあ、貰える物は貰っておこう、そんな程度でしょう。

しかし、

ここで「了解しました」とか「宜しくお願いします」とかを返しただけの人は、ほぼ確実にその会社には入れません。つまり、不採用と言う事になります。

たった一言、「ありがとう」が言えなかった為に、人生が狂うハメになるわけです。

またもや余談ですが、人から施しを受ける、と言う事があります。ギャグでもなんでもないですが、何かしら無料で施しを受けると言うのは、これ実は「程を越した行為」なのです。施しをする側は、基本的には対価を求めません。こんな事、普通に考えれば「程を越した行為」でしか無いのです。返さなくても良い対価、返すつもりの無い対価。しかし、よく考えてみましょう。感謝をする、と言う行為って、そこまで難関なのでしょうか?。もしかして、

「あなたの特技は何ですか?」

と尋ねられて、堂々と自慢げに

「ありがとう、と言える事です!!」

などと答えるのでしょうか?。

先ほど、「ありがとう」の反対の言葉が「あたりまえ」「当然だ」と書きましたが、

「ありがとう」って言う事こそ「当然」であり「あたりまえ」だぞ!

以下、参考記事です。

http://mbp-okayama.com/mikio/column/8432/

https://books.google.co.jp/books?id=uahRIKZOZGQC&pg=PA41&lpg=PA41&dq=%E7%89%A9%E3%82%92%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%80%80%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86&source=bl&ots=P17GWnvjB0&sig=ZeADuIEUgrtDThfjOEOcEjrdGx8&hl=ja&sa=X&ei=RQJnVd7mCYb-8QWv0oDgAQ&ved=0CD0Q6AEwBw#v=onepage&q=%E7%89%A9%E3%82%92%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%80%80%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86&f=false

「ありがとう」の反対語、あなたは何だと思いますか?

http://spotlight-media.jp/article/108214934251756853

5/26/2015

AMラジオの素晴らしさ(じっちゃんと共に綴った歴史) その後

以前、AM RADIO Technology & Antique Gear: AMラジオの素晴らしさ(じっちゃんと共に綴った歴史)にて、1290KHzの海賊放送局について書きましたが、なんと、Pandrにて私の配信を聞いていた方から情報を頂きました。たまたま、この話題を話していたのですが

1 : 2006年にお亡くなりになられていた
2 : 無くなる寸前まで放送をされていた

と言う話のようです。放送出力は50Wとコールされてましたが、実際には20W程度だった様子。つまり、PEPが80W程度と言うことなのでしょうね。

これは話して良いのか分かりませんが、FCCの関係者は、この放送局の存在は勿論分かっていたようなのですが、理由は不明ながら黙認していたようです。そもそもコロラドには、正義のヒーロー属性の人は少なく、「違反を見つけたら即通報」という血気盛んな「俺通報した!俺偉い!」系統な人はほぼ居ないのです。特に他の通信へと妨害を行ったわけでもなく、訴えや通報が無かったから検挙しなかっただけ、とも考えられますが、情報を下さった方からは、どうもFCCのお役人の中にはこの放送局のプログラムを非常に気に入っていた事から、検挙せずに居た、という可能性もあるそうです。放送されていた人は、98歳という高齢の方で、勿論、ラジオ送信機やミキサー、果てはマルチバンドコンプレッサー、レコードプレーヤーまで自作されていたそうです。放送設備は現在もお孫さんの手の中に残されているそうですが、あくまで祖父の形見として手にされたそうです。

第二次世界大戦で片足を無くされた人らしく、殆ど自宅からは出れない人のようでした。

2006/01/28が、最後の放送で、2006/02/03の朝に98歳で亡くなられたようです。現在、かつての送信所だったこの方の自宅は市営の駐車場になってます。この方のお名前も教えてもらいましたが、それはここでは割愛させて頂きます。

じっちゃんにこれらの情報を話しましたら

「どんなに「素晴らしい」「これ以上は何もするこたぁねえな」と思う時間を過ごしていても、みんな必ず後から「やり残した事がたくさんあるな」って思うもんだな。俺も1290と酒呑み交わしたかった。あの頃、本気出して探してたら出来た事だ。後から後悔するから「後悔」なんだろうがさ、何時でも出来ることだって思ってたから、やらなかったんだろうなぁ。日々の生活の中に当たり前に溶け込んでやがる平穏こそ、悪魔だと思うさ。缶詰みたいにいつでも食べれる保存食ってわけにはいかんな。人間の生活ってのは、保存料の入って無い食いもんだと思うさ。後から後悔しても、そいつらは食えやしない。腐っちまってるわけだからな。思い出だけだな、腐らねぇのは。」

って感じに、色々と語ってました。

AMラジオ受信機(プレゼント用)

1段RF増幅+2段IFT、ウルトラスーパーヘテロダイン方式AMラジオ。1~2台製作します。差し上げる方はまだ決まってませんが、毎度ながらとある条件(誰でも出来る事)の下で決定であります。与力あればCQUAMステレオも^-^



因みにこの写真は、ケース加工の際の寸法線などが入ってて汚いですが、トランスミッターと同じく木工で、アンティークラジオっぽく仕上げます。

因みに、RCA社の真空管ラジオとほぼ同一の音が出てます。

回路図は非公開、と言うのも、何に使用されていたのか不明なジャンクユニット基板を改造して組み込んでます。メインのチップは、1980年代に作られたSONY純正のCXA1191。このICをベースに、RF1段+2段IFT。2段にした事で、本来、FM受信機能もあるのですが、そこを殺してしまう事になりました。

さて、誰に差し上げようかしらっ!。幅広くシェアして下さる方・・・・・あ、条件言っちゃってますやん!

因みにこのラジオ、AFC回路内臓の為、多少チューニングがズレても自動的に放送局へとピッタリ合わせてくれるってのも素晴らしいですわね。

ヘッドホン出力と、ヘッドホン端子とは別に、独立したライン出力も付けなきゃです。現状、7V動作でして、スピーカー出力は8Ωで400mW程度。しかし、ヘッドルームを稼ぐ為に、32Ω負荷になるように調整。しかしまあ内臓スピーカーがとてもしょぼい感じなのですが(8Ω 0.2W)、これがなかなか味のある音を出してくれやがりますわね。

久しぶりの配信でした

配信終了っと。久しぶりの配信でしたが、お披露目配信をすると確実に数人(今日は5人ほど)は「それ欲しい~~」って人が現れます。しかし今日の配信中に現れたそれらの人以外に、「中見せて~」って人が出現しました。その人の疑問は唯一つ

高周波機器(しかも送信機)を、全くシールド効果が発揮出来ない木箱にそのままぶち込んで、どうしてここまでの性能を発揮出来るのか?

のようです。若干ですが、してやったり顔の私でした^-^。と言っても別に高周波機器は特に、シールド効果を伴わない入れ物にそのまま入れるってのは確かに無謀だと思われます。しかし、それは事前のイメージってだけで、実際にはダメと言うわけでは無いのです。

「ああ、確かに、木材が母体となっているアンティークな真空管ラジオも木材だもんね」

いえ、それはそれでちょっと違います。ですが、私の木工機器は、その真空管ラジオと構成は似ているのです。実はアンティークな真空管ラジオは、見かけは確かに木工細工仕上げなのですが、裏側からフタを外すと、内部には金属シャーシにインストールされた真空管が鎮座しているはずです。シールドと言うより、しっかりとGND容量さえ取れば大丈夫。言うなれば、金属無機質な装置を、木箱に納めたスタイルなのです。

私のは、GND容量については、ユニットの背面への銅箔テープなどにより確保出来ており、尚且つ配線には同軸媒体であるシールド線を使用したり。なので実際には金属ケースを使用した機器と同等な状態に仕上がっているわけです。

だって、そんな事言ったら、プラスチックケースのポケットラジオなんかは、こちらは受信機ではありますが、シールド効果云々で語ると、ダメな存在になりますでしようからね^^。

KIKORIとリーズのオリジナルメーター


トランスミッターの送信部分に介入していますマッチングチューナー出力を見る左側と、入力音声レベルと、変調レベルを表示する右側。私のオリジナルスケールです。



はめ込むとこんな具合ですわね。台紙を少し肌色になってますが、こうすると、背後から白色LEDを照らすと、なかなかオールドタイムな感じになります。

AMトランスミッター KIKORI MSK-10

プレゼント用のトランスミッター KIKORI YR-1(Yozzy Radio 1)は殆ど完成なのですが、現在、若干ながら、プレゼントさせて頂く条件から外れつつあります。

私がプレゼントさせて頂く場合、ある一定の条件に該当する人に、私から「自作物ですが要りますか~?」とお尋ねしているのですが、若干ながらその条件から外れかかってます。因みにその場合は、他の方へと流用させて頂きますので、製作そのものの時間は無駄にはなりませんけどね。

そんなYR-1ですが、一通り動作が確認されましたので、ここし自分用にも作ろうかなー、ってところなのです。いえね、アナログメーターの感じがとても良く、私も自分で使いたくなったわけで^-^。だったら、自分用に改良しつつ(電波出力をこちらの基準までアップさせたり)作りたくなったわけです。

勿論!木箱です!

高周波回路をシールド効果の無い木箱に入れるだなんて、小嶋元太君と蘭姉ちゃんが一夜を共にしちゃうくらいにヤバイ状況です。しかし、意外と大丈夫なのです。以前にも書きましたが、プリント基板の背面に、銅箔テープを敷き詰めたり、そもそも最初から両面基板を使用し、背面をベタアースにすれば、とりあえずそこそこの特性は得られます。また、シールドケーブルを使用した配線を行う事が可能ならば、更に良いですね。


これが木箱。DIYショップで2つで1$という、アクセサリー展示用の木箱です。とりあえず、メーター用の四角孔を開けてみました。




そしてこれらが今回作った、木箱の中に入れるユニット達。勿論、音声圧縮回路も組んで有ります。



問題はインストールなのです。木箱の底面を前面パネルとして使用する構図なのですが、フタを前面にする案もあるのですが、色々と問題があるので、木箱の底面をパネルとして使います。しかし、そうなると、ユニットを設置する面積が少なくなり、操作パネルとの兼ね合いから、配置に難ありなのです。当然、底面にユニットを設置した部分には、スイッチなどの操作系を配置出来なくなります。なので、木箱の側面を活用する方向で、今のところそれが標準的な配置構図としてなってます。しかし、調整に使用するポットVRなどが有る場合、側面にユニットがあると、調整し辛いのですよね。一度調整すればそれ以降の調整が不要なので、外した状態で調整すればOKではないのか?ってところでしょうが、何となく後からも調整したいわけで^-^。

まっ、側面でもそれらのポットVRへのアクセスが出来ない訳では無いのですけどね。

或いは!

側面に操作スイッチなどを配置する、という手もありますけどね。

AMトランスミッター KIKORI YR-1回路


PLL回路は、入手性の良いパーツを突き詰めていくと、CMOSのCD4046を中心としたこの類になります。しかし、実は、多少は希少なパーツを使うのも良いと思うようになってます。AM変調回路は、実は私のオリジナルではなく、チャールズウェンゼル氏がギルバートセルと呼ばれる差動増幅器を基本に構成された物を私が改良した物です。向かい合ったトランジスターと、その共通エミッターから更に振幅を変化させるトランジスターの3つで構成されてます。実はこの変調回路は、動作としてはスイッチングになるのです。向かい合ったトランジスターは、片方がONになると、もう片方がOFFになると言う動作をします(完全なるスパっスパっていうスイッチングでは無いですけど)。動作の詳細は長くなりますので別の機会に保留としますが、単純なコレクターに加わる電圧を変化させるコレクター変調(トランスを使用する形式も含める)では、深い変調を掛けるのは難しいのです。と言っても、トランジスターの動作点を、リニアリティー特性の中に納まるようにすれば良いのでしょうが、HAM(アマチュアの無線通信)などの声を乗せる程度では問題にならないのですが、音楽を乗せる場合には特に、低音領域で不快な歪を発生させてしまうのです。「バイアス設計がダメなだけだろ」とか言ったらとりあえず蹴っ飛ばします( ̄皿 ̄)。

話戻しまして、145163。基準クロック発振+Rカウンターにより、まずは10KHz(又は9KHz)を作り出す事から入ります。この10KHzが、位相比較の基準クロックとなります。位相比較器は常に、10KHzとなるように、VCOの電圧を制御し続ける事で、安定した発振器出力を得るわけです。Nカウンターにより、VCOから出力される信号を分周し、位相を比較し、10KHzとなるように動作するわけですが、これら各部の動作は、幾つかの個別に持つICにより行ってますが、VCO以外をワンチップにする事が可能なのです。しかしながら、パラレルI/Oによる分周比設定という仕組みは、現在では既にI2CなどのシリアルI/Oに取って代わっており、PICなどで制御する形なのが一般的になってますね。とは言っても、それ以前にPLL自体が衰退の一途を辿っており、DDS(Direct Digital Synthesizer)形式が主流でしょうね。

だがしかし!

ローテクな私は、ビンテージパーツだろうがなんだろうが、ディスクリートとまでは行かないにしても、各種モノリシックICを使うのが好きだったりします。

今では、仮に入手出来たとしましてもかなりの高値が付いているPLL ICとして、90年代には主流だったMC1451シリーズ。中でもMC145163は、自作どころか、汎用PLL ICとまで言われたくらいです。但し、実はこのMC145163は、主に日本での主流を見せていたのです。なので、こちらでは余り流通せず、こちらではMC1451シリーズでは、主にシリアルI/OのICが主流だったのです。しかし、今でこそPICなどのマイコンが浸透してますでしょうが、敢えてローテクなパラレルも良いもんです。


まあ本音を言うと、実はこのMC145163は、大量に所持しているので、使ってあげないと勿体無いかなー、って事情もあったりしましてね^-^。しかし、現在ではほぼ見かけなくなっているこの大きいDIP28PINパッケージ。と言っても、先述の個別にPLLを構成するよりも、コンパクトに出来るのです(回路的に)。と言うのも、この145163には、基準クロック発振回路、Nカウンター、Rカウンター、位相比較器などが全て入っており、ぶっちゃけ、この145163と4046のみで、搬送波を作り出すまで出来てしまうわけです。チップの数で言うと、3チップから2チップに削減できるのですが、ただ145163は足の数が28PINって事で、その数だけを見れば、個別3チップと大差ないかな、ってところですけどね。ただ、各IC同士の配線数としては削減できてスマートになるので、魅力的かと思います。

問題はですよ、この145163は、絶対最大電圧10Vで、標準5Vでの使用。5V時には標準30MHzまで扱うことが可能で、9V使用だと50MHz程度まで扱えるという、ちょっと珍しい電圧範囲なICです。

Datasheet

とにかく10KHzをまずは作り出す事からですが、これは145163に10.24MHzの水晶を使い、Nカウンターを

RA0=H(Pull Up to VCC)
RA1=NC

にする事で、1024分周となり、比較器準クロックを10KHzに出来ます。9KHzステップならば、水晶を9.216MHzを用いればOK。4.608MHz水晶が手に入るならば、RA0とRA1のNカウンターの設定を512分周設定、つまり両方の端子をLに(MC145163は内部にGNDへのプルダウンを持ってるので、LはNCでOK)にすればOK。

5Vで使用可能な事から、74HCシリーズとの相性も抜群ですね。

[簡略化と汎用化]

簡略化と言うと、とにかく部品点数を少なくするわけですが、汎用化のほうも重要です。自分だけが作ると言うのであれば、所持している大量のビンテージパーツを惜しみなく使うのですが、設計図などを公開して「みんなも作っちゃおうぜぃ」って向きですと、入手しづらい部品のオンパレードでは無意味ですのでね。

・コンプユニット

現在の2011コンプは、入手性がよいSA2011を使用する事で、恐らくは世界でも最小構成で音声圧縮を行う事が可能ですが、2011が入手性が良いのは、中国と日本。かく言う私も中国からの大量輸入により在庫としました。これを、OP AMP+ちょっとした外付け部品で再現出来ないかどうか、といった課題です。

・アナログメーター回路

現在は、入手難である7332、又は7318を使用しているのです。アナログデバイセス社の対数アンプICと言うのも選択肢なのでしょうが、実はこれもOP AMPにトランジスターを帰還内に入れる事で、理論上は可能なのです。しかし、実際にやってみると、トランジスターの特性バラツキにより、かなりの特性差異が認められた経験があります。


ドローンの刃

使い方を間違って規制される典型的な一例です。カッターナイフで人を殺す人が蔓延した場合は、規制される場合もあり、事実、こちらの州の一部では、カッターナイフ購入には社会保険証の提示が必要だったりします。日本で最近、4軸小型ヘリコプターであるドローンがやたらと規制規制規制の方向に向かってるのは、



アパッチのような使い方をするバカが居るからです!




比較的安価に購入できる事(http://amzn.to/1c6DY8y)からも、本当に空撮を楽しむ向きな人のほうが多いとは思うんですが、そういう、まったり楽しもうとされている方々にとっては、アパッチ野郎は大迷惑な話ですわよね。


素敵なアンティークラジオのページ

往年の名器と言われるアンティークなアーティクルがたくさん。
http://www.sparkbench.com/sparkbe2.htm

そして、このようなアンティークなラジオを風格そのままに自作されているのがこちら。
http://www.sparkbench.com/homebrew/homebrew.html



私がラジオが好きなのは、その中身ではなく、アンティークな家具としての趣向があるのです。私のじっちゃんが、ある日突然、ラジオの電源を入れなくなってしまったのは、家具としての趣に目覚めたわけではなく、近年のラジオから流れる音楽が、ケイティーペリーだったりエミネムだったり、ビルボードヒットチャートから借りてきたようなチューンばかりなのが原因だったようで、私がAM送信機をプレゼントしてあげてからは、再び家具からラジオへと舞い戻ったのは言うまでも無いですわね。これらアンティークな媒体は1950年代のデザイン。そこから聞こえる音も50年代であってこそ、初めてマッチングするのだと思います。勿論、振幅変調された音質と言う観点からも素敵なのですが、やはりアンティークは目で見て楽しむ事も必要なのです。

ただ、じっちゃんがこういった物の幾つかを博物館に寄贈した事については納得行きません。せめて存命中は手元に置いておくべきだったのでは、と私は思ってたりします。手放した理由は、例え現代音楽による侵食感があったとしても、家具としての素晴らしさがあるわけですからね。因みに全く動かなくなったこれらのアンティークでも、モノにょってはフェラーリーが買える値段で取引されてたりもしますのは、インテリア家具としての価値があるからなのですよね。



最初に紹介させて頂いたのは、主に1920s~1960sの真空管タイプのアンティークでしたが、こちらは、時代が繰り上がり、1970s付近からのアンティーク。真空管から半導体トランジスターへと時代が進みます。とはいってもやはり、どことなく暖かい流線型フォルムなアイテムだったりします。真空管ラジオは価格的にも高価ですが、このようなトランジスター式のラジオ、特に卓上型などは比較的安価に現在でも手に入ります。ただ、トランジスターが世に登場した付近の、所謂、半導体製造技術がまだ発展途上の時代の物は、経年劣化により、そのままでは動作しない中古品も多いのです。とは言いましても回路的には簡単な部類で、現代のトランジスターに置換して上げる事も可能ですので(当時のトランジスター特有の性質は味わえないでしょうけど)、リペアしてコレクションされている方も多いです。後は、ボリュームのガリやスイッチの接触不良など、この辺りは、接点潤滑やサビ取りなどである程度はカバー出来そうです。



5/24/2015

送信装置のアンテナの重要性と男の裸体は素晴らしい(知らないうちに妨害電波を出している)

FM放送局、AM放送局、HAM Radio、無線通信においては、その界隈の方々には周知の事実であるアンテナ(空中線)の重要性。

[感覚的な解釈~受信機]

受信機とは、その名の通り、電波を受け取る側の装置の事ですね。TV放送も然り、ラジオもそうです。HAM Radioなどの『通信媒体』でもそうですが、通信機には概ね、送信機もセットになって構成されています。

受信側でのアンテナの役割は、感度を上げる目的に使用します。使わなかったら感度が悪い状態になります。ただそれだけ。

[感覚的な解釈~送信機]

送信機とは、電波を発生させて、そこに情報などを乗せようとするんだ!側の装置。ラジオ送信機などが挙げられます。HAM Radioなどの『通信媒体』では、こちらの情報を外部に発信しようとする際に機能します。

送信側でのアンテナの役割は、より効率良く電波を空中へと送出するのに役立ちます。

しかし

受信側と違い、アンテナを使わなかった時、又は、しっかりとマッチングの取れていない適当なアンテナを使った場合、場合にょっては機器を破損にいたらしめる場合があります。市販の装置には安全装置として、自動的に送信状態を解除する保護が設けられている場合もありますが、そうでない場合、電波を送出する部分(ファイナル段)が壊れます。

100%マッチングの取れているアンテナと言うものは存在しませんが、可能な限りマッチングを取る必要があるのは、概ね、送出しようとアンテナに向かった電波が戻ってくる事により、送信段を痛めてしまうからです。

↑これが、マッチングの取れている経路。初めてのおつかいもスムーズに成し遂げられます。18禁のマッチョな↓


こういう本とかを立ち読みするだけでは許されず絶対に3冊は買う!。一つは観賞用、もう一つは保存用。そしてもう一つは、家に強盗が入った場合に盗まれても大丈夫な用に。そして願わくば、↑の写真のノンモザイクで前面からのショットを最高に希望します!

と言ったような余裕すら覚えるくらいに、経路に何ら障害が無い状態のアンテナを、マッチング特性の良いアンテナ、と言います。

しかし、アンテナが中途半端に設置されたり(周辺に建物などが存在したりも同様)、そもそも周波数帯域が違うミスマッチング状態のアンテナの場合↓


帰っちゃうんです。この帰っちゃうんです君の事を、「反射波」と言いまして、これが送信機器の出口付近にあるファイナル段(パワートランジスターやFETなど)にぶち当たって、その反射波のレベルが高ければ、焼損したりして壊れてしまうのです。

送信された電波を全て吸収してしまうダミーロードと言う物もありますが、今回は、アンテナの重要性について触れてみました。

余談ですが、数百キロワットの送信所でもしも、動作中にこのアンテナが外れた場合、保護回路が無ければ数秒後、送信装置の置かれている部屋ごと、爆発して無くなってしまう恐れがあります。

受信側でのアンテナの役割と、送信側での役割。同じアンテナでも、その扱い方、捉え方が違ってます。

そして重要な事!

妨害電波を発射してしまう!


主に原因としては色々でしょうが、送信された電波が戻ってくる事で、ループ状態となり、そこで発振回路が形成されるパターン。目的の周波数以外で、様々な妨害電波を発射してしまう事にもなりますので、これが寧ろ問題です。これによる重要な通信への妨害で、国の機関から注意を受けた事例もありますので、それだけ送信側でのアンテナの重要性は無視出来ません。様々な電波機器を扱う場合に、免許や資格が必要なのは、こう言った知識を有していなければ「知らなかった」だけでは済まされない重要な通信に妨害を与えてしまう可能性がある、というのも一つの理由だったりします。

細かな部分ではこれだけに留まらず、様々な説明がありますでしょうが、概ねこういった事です。

免許不要の微弱電波機器を使用する際にはこう言った知識が不要に思えますが、それでも重要な項目ですので頭の片隅にでも入れて置いてください。

5/22/2015

AMトランスミッター KIKORI YR-1 バックライト部分を作ります

まずは回路を作りつつ、ついでに基板も作ります。今回は二連アナログメーターを背後から照らすタイプの物を作ります。メーター背面のサイズを測り、その大きさの生基板をカットしつつ、パターンを描いて

高濃度塩酸+高濃度過酸化水素水でのエッチング

30秒後↑このように。

1分もすれば不要な銅箔が全て溶けて、クレンジングすると↑このように。

今回はPCB前面も使用しますので、穴あけ。と言うか、0.8mmφ程度のドリルビットを持ってなかった事に気づきました。

LEDを装着したり、位置あわせしたり、光拡散キャップを被せたり

裏側はこんなの

早速光らせてみ・・・おおっ、これは良い感じですわね。

オレンジはどうでしょうかね・・・って、おおーー、これも良い感じ。

そんなに頻繁に使用する事は無いだろうって事はないかもしれない事もないかもですので、簡易スイッチを搭載中。

早速点灯させてみ・・・おおーー(←さっきから「おお」しか言って無いボキャブラリーの無さ)

色切り替え、あっは~~~ん❤

裏側はこんな具合ですね。

本当ならば、高輝度のイエローがあれば、より一層電球色に近いらしいのですが、まっ、これはこれで妥協。

モード表示ランプとか、無くても良いだろう式電源ランプとか、色々と詰め込んでいきます。そろそろケーブル類を束ねたほうが良さそうですわね。

5/21/2015

[ブログから動画投稿]AMトランスミッター KIKORI YR-1 動作テストです


実は、このYR-1の感じはとても楽しいのですが、今ひとつ品質と言いますか、音質が、私の目指している物とは違ってます。回路の限界を超えた場合に遭遇するマイナス変調ではありませんが、低域の歪み方がちょっと違うかな~といったところ。あと、高音が少し出すぎなので、これはマズイです(12KHz LPF)。出過ぎると、余計な振幅を生んでしまう可能性があり、結果的に歪みますので、AM、又はSSBの場合は、きっちりと音声周波数帯域を規定の幅でカットしなくてはなりません。



5/20/2015

私から物を貰った人は、命を落とす、又は私との関係を断絶し行方不明となる

私はオカルトと言う物は信じはしませんが楽しみます。心霊写真は、現実に正しく存在する物として位置づいてます。正しくと言うのは、画像ソフトによる加工を行って居なくとも、そのような写真は撮れてしまう、というモノ。勿論、二重露光であったり、射光現像であったり、科学的な説明が付くものから、説明が付かない心霊写真も認めてます。否定するよりも、肯定して認めたほうが楽しめますのでね。ただ、超能力による行方不明人の探索ともなると、信じません。例えばですが、高いお金を払って超能力者に自分の家族の捜索をお願いするより、科学的根拠に基づいた捜索に頼ります。仮に超能力によりそれらを探し当てる事が出来た場合、


お前が犯人だ!



って事に。

そんな中、実は私にはとある都市伝説にも似た現象が付きまとってます。

それは

私から物を貰った人は、親族以外ならば確実に、何かしらの事故に見舞われるか、死亡、若しくは関係断絶に至る

というもの。

100%と言うわけではないが、ほぼ今のところは確実な統計となっております。

[事例]

・私の手芸作品である、ぬいぐるみをプレゼント
  ┗2ヶ月後に交通事故により死亡

・同じく手芸作品である、ぬいぐるみをプレゼント
  ┗10年以上の友達であるが、プレゼント後1週間経過後、私の周りの友人達の誰とも連絡が取れなくなった

・ヘッドホンアンプをLSリスナーにプレゼント
  ┗1ヵ月後に「交通事故に会って死亡したらしい」との連絡。

・音響アンプをLSリスナーにプレゼント
  ┗1週間後に連絡不能に。

・ギターエフェクターをニコ生リスナーにプレゼント
  ┗1ヵ月後に自殺。

・USB DACタイプのアンプをニコ生リスナーにプレゼント
  ┗製作物を発送した次の日に姿をくらます。製作物が届いたかは分からない。

・物理媒体ではないが、私の製作したソフトウェア(エンコーダーなどのツール)をプレゼント
  ┗ほぼ1年以内に人格が崩壊し、関係が断絶する

・AMトランスミッター KAMABOKO RS-1ユニットをギフト
  ┗2週間経過しないうちに、ネット上から姿を消し、一切の連絡が不能。

・AMトランスミッター KAMABOKO RS-1をギフト(Maybe)
  ┗着実に疎遠化し、徐々に関係断絶に至ると思います。

・レーザーデータートランスミッターをギフト(Latest)
  ┗到着連絡の翌日に、コミュニティーを解散し、連絡不能。

・ディスコライトをギフト(Latest)
  ┗ギフトが到着した通知はFeDexから届きましたが、発送した日から連絡不能。

・木箱送信機(Maybe)
  ┗たぶん同様。

ただ、金銭的な対価を私に支払った人の場合は、何も起きてはいないです。例えば、DAC式のPCサウンドカードを作って、5000$という、ぶっちゃけ、ぼったくりな価格を提示して支払ってもらった方とは、今も平穏なお付き合いが続いてます(既に1年以上)。また、単にラジオキットを改良した物を、キットの価格としては5$でしたが、それを250$というぼったくり価格でお売りした方とも、現在、平穏な関係が継続されてます。また、OPTIMOD互換のSTEREO Broadcast Processorを、製作コスト150$のところ、売値2700$という儲け主義価格(製作コストは秘密にしてます)でお売りした人とも、現在も問題なく。何れも1年以上問題はありません。

現在、幾つかのプロダクトにて、更なる統計を取る目的も加えて、実験を行ってます。

当ブログのメインコンテンツでもある、AMトランスミッター。実はこのトランスミッターは、本来、1作品300$程度を貰いたいのです。それを、敢えてノンプライスでのプレゼント品としてます。合計5名様。

どうなるかが楽しみです。

5/18/2015

大阪旅行記まとめ






















5/17/2015

アナログVUメーターの回路(針をフリフリしましょう)



まずはこれをご覧下さい。とか言って再生数を伸ばすステマではありませんが、これは、私のAMトランスミッター KIKORIシリーズのコンセプトの一つの、”アナログ感を保持する”、と言う部分にもあります。どうです?なかなか落ち着いた振れ方をしますでしょ?( ^-^ )。このメーターは、VUメーターのように見えますが、実はそうではありません。メーターの内部構造は、リニアスケールの単なるマイクロアンペア計、俗に言うラジケーターという代物です。本物のVUメーターは、内部構造、つまり物理的な構造から既に、VUスケールで振れるように設計されています。VUスケールの目盛りを見ますと分かりますでしょうが、直線的なスケールでは無いのです。人間の聴覚特性に合わせたスケールとなっているのです。しかし、入力される電圧(電流)の増加率に直線的に比例してメーターの指示が増えるアナログメーターの場合、音声信号を聴覚特性で振らせる事は出来ません。


↑のKIKORI AMトランスミッターに内臓している回路は、この部分です。2chの内、片方のみを使用していると言う贅沢っぷり^p^。


直線的に振れる構造のアナログメーターを、それをドライブさせるアンプにVU特性を持たせた増幅回路を用いる事により、振れ方をVUスケールにする事が出来るのです。

用途としては、スペクトラム計測器などの増幅回路に使用されているLOG AMP(対数増幅器)がそれに該当します。詳細に言いますと、音響アンプの出力、つまりスピーカー出力信号を拾って、どの程度のパワーでスピーカーに供給されているかを知る為のパワーメーターには、1/4乗圧縮曲線を持つドライブアンプが必要になります。1/2乗圧縮曲線の場合もありますが、そっちのほうをここで出すと話がちょっとややこしくなりますので、知識としては1/4乗圧縮と言う部分だけで十分です。

この回路をディスクリートで構成するとなりますと、OP AMPを使用したとしてもかなりの複雑さが予想されます(ハイエンド音響アンプにはディスクリート構成も有り)。しかし、これを行う専用のICに頼る事で、再現性良く出来ます。

↑に紹介しました動画も然りですが、私がお世話になっているICがありまして、それは、TOSHIBAのTA7318P。90年代中ごろにて既に廃盤となりましたが、大量に所持している事もあり、現在でもお世話になってます。また、現在でも入手が出来ないわけでは有りません。中国流通においても単価としては5$というかなりの高値が付いてますが、暖かい優しい振れ方を求めている場合、お奨めです。また、これの1/2乗圧縮版であるTA7332Pも、多少は振れ方が違ってきますが、リカバリーコンデンサーなどを調整する事で、ほぼ似たような振れ方になります。

私の所持しているのは7318と7332ですが、実は、この機能を有する比較的新しいICを発見しました。RHOM社のBA6138です。こちらは1/2乗圧縮回路が内臓されていまして7332寄りの特性ですが、同じようにVUスケールのメータードライブに使えます。

現状
・TA7318P
・TA7332P
・BA6138

これら3つのICがVUメータードライバーとして最も適したICだと言えます。

因みに、リニアスケールのメーターをそのまま単純に整流して駆動させた場合の特徴としては




(私が上げた動画ではありませんが)このようになります。小さい音のディテールを拾えていないわけです。しかもピーク保持も余り出来ていないようにも思えます(誤解されないように言いますが、これがダメと言ってる訳では無いですよ)。




こちらは私の動画ですが、これもTA7318による駆動です(ピークメーター志向ですわね)。VUメーターのように見えても、大抵はただの電流計の場合が多いものです。実際に直線的に電圧を加えてみて(制限抵抗を忘れずに)、その振れ方が電圧変化に直線的であれば、それは単なる電流計(又は電圧計)。直線的でない場合でVUスケールが描かれておれば、それは真のVUメーターと言うことになります。

真のVUメーターの場合は、単純に音声を全波整流して印加すればOKです。そうでないならば、VUスケール曲線を増幅特性に持つ回路を介する必要があります。まあ、車のワイパー状態でも、右に左に針がフリフリしておればいいや、って場合は、そのままでも良いのですが^-^。

アナログ回路に敏感なお方ならば、気づかれると思いますが、実はこの対数増幅回路は、音響エフェクターでもあるコンプレッサー回路と似ています。コンプ回路は自在にスレッショルドやレシオ、アタック、リリースといった調整が可能な機能を有している点では違いますが、原理としては一緒です。

で、何を言いたいかと言うと、ラジオ用のICなどは、中国メーカーがセカンドソースとして色々出しているのですから、この系統ももしかしたら・・・・と思って探しているわけです。特に、真空管などの媒体が現役として頑張っている中国において、もしかしたらこれらのICのセカンドソースが有るのでは・・・という。今のところ見つかってはいませんけどね。

さて、今でもまだ入手は可能なTA7318Pと7332Pについて、知り合った方から日本語のデーターシートを入手出来ましたので、上げておきます。これらのICを入手された場合にお役立てください。











5/16/2015

AMトランスミッター KAMABOKO RS-1 完成までのスナップ


下に写っているのが、私が使用しているKAMABOKO S1です。上の金属ケースが、KAMABOKO RS-1。因みにRS-1は、日本の方とヨーロッパ圏の方にプレゼントするモデルです。



試しに、既に製作済みのRS-1ユニットを収めてみますと、これがなかなかフィットして丁度良い感じになり、その時にたまたま配達に来られたFeDexの人に「Hey its perfect work done !!!」って叫んでしまいました(←厄介な顧客リストに登録されるからやめなさいそういうのは!)


なんやかんやしている内に、LEDメーター部分をインストール。若干ズレたものの、後に引けないので突き進むだけです。前に進む階段を上がる為には、時には降りなければならない時もある、とかいうジーコの言葉は、この際無視です!


ポリバリコンです(←見たら分かる!!)。周波数の調整ではなく、出力部分に装備しているアンテナチューナーのチューニング用です。ここを回して、前面についている緑色LEDメーターが最大に振れるようにして使用します。


ピッタリ!


ダイヤルとかを付けてみたり。横の赤い端子は、RF出力。ここに1m~3m長のアンテナケーブルを使用。最大で10m長のアンテナまで、アンテナチューナーにより同調出来ますが、10m長でマッチングさせると、(リミッターをOFFにした場合)見通しで数kmは飛ぶかと。


人に作る作品は、必要以上に丁寧に作る私。なかなか良い感じですね。特にハンダは、多少多いくらいに盛ります。末永く使えるように願いつつ^-^。


光り物は好きですので、どうしようか考えましたが、もうこの時点で、ビンテージ風には出来そうに無いので、遠慮なしにブルーLEDを投入したら、めっちゃ眩しかったので、流す電流を6mA程度に抑えました。


9KHzステップで問題なしに発振中。スペアナでのスプリアス特性も、大丈夫。と言っても、微弱電波ですので、2fsのスプリアスですら、確認出来ないレベルです。


背面いぇぁ。


ネームシールは、英語と日本語、どちらが良いかの答えに「日本語で」というオーダーでしたので、日本語にしました。


裏側いぇぁ。因みに、通過型ですので、入力された音はそのまま出力される仕様。ライン出力から何らかのアンプへの接続ラインに配置出来ますね。勿論、電波の回り込みは極力抑えてます。ただ、一応、MWバンドでは、アンテナ長は160mクラスの長さを要求されます中、たった3m程度のアンテナで有る事から、電波の輻射効率は数パーセントに落ち込みます。マッチングは取れているが、殆ど輻射できない状態です。なので、アースはしっかりと取るべきなのですが、そこは使う人に任せます。可能ならば地面アースが理想なのですけどね。